本能がささやく、掴め、かぶりつけ!
一番好きな果物は梨、しまでんです。
いや、種なしぶどうも、りんごも同じくらい好きかな。
一番を決めるのは難しい。
ナンバーワンなんて決めなくていいや。
さて、果物って美味しいですよね。
色はカラフル、カタチも様々で見てて楽しく、実の中には栄養も豊富、そのうえ味もいいとは…フルーツ恐るべし。
日本で食べられてる中では、りんごかみかんが主流ですかね。
しかしここはトーゴ。
土壌も違えば気候も違う、そんなトーゴで食べられている果物についてまとめていきます!
見たことある写真いっぱい使うけど許して笑
まずは…これ!
アイコンにもしているオレンジ!
お店でも道の途中でも、どこでだって売っていて、欲しかったらいつでも手には入ります。
価格もお手頃、一つ25CFA、5円。
これ前にも書きましたね笑
よければこちらの記事もどうぞ。
お金についてはこちらを見てもらえると、分かりやすいかと。
http://shimaden.hatenablog.com/entry/2017/11/04/184249
ちなみに、トーゴではこうやって切るのがメジャー。
日本での一般的な食べ方とは異なり、オレンジの中の甘みと水分を吸うようにして食べます。
残った固い白皮の部分は捨ててしまうことが多いですね。
オレンジ王国のトーゴならでは、まさに贅沢の極みといえます。
味は日本のより甘くて、皮はより固い印象。
オレンジにとってはトーゴの気候があっているのかもしれません。
ちなみに、以前は毎日のようにいくつも食べていたのですが、オレンジはお腹に刺激が強いと聞いてからパッタリ止めました。
すると、なんということでしょう。
お腹が壊れることが格段に減りました。
無知は怖いです。
次は…バナナ!
バナナ(トーゴの姿)はこのスタイル。
この画像も…デジャビュかと笑
ちなみにデジャビュってフランス語から来ているんですよ。
英語にするとalready saw, もう既に見たことがあるという意味です。
日本だと正夢を見たときとかに使われますね。
バナナも一本25CFA。
オレンジよりもパクパク食べられるので、ついつい必要以上に買ってしまいます。
困っちゃうなー笑
味はトーゴ日本で互角、といったところ。
量では圧倒的にトーゴですがね。
次は、パパイヤ!
これもデジャビy…
日本では中々お目にかかれない果物の一つ。
外側の皮が黄色くなったら食べ頃のサイン。
食べずに放っておくと虫たちに目を付けられ、先を越される危険性あり。
道を歩いていると、(ああ…もったいない)と思うこともしばしば。
それでも、他の生き物にも分け与えているのでしょうか。
どこにでもあるので、食べきれないっていうのもあるかも。
パパイヤの実はくるくる回転させて上げると、キュポッと取れます。
まあ、木に登る必要がありますが。
ちなみに、こっちの学校では木登りの授業があります。
トーゴならではですね、面白い。
私も何回も挑戦しているのですが、いかんせんセンスがゼロ笑
上達の気配がないです。
くっ、前世は猿だと思ってたのに…
実の中は、真ん中に大量の黒い種が詰まっていて、それを取り除いてオレンジ色の実の部分を食べます。
味は…私では上手く例えることができないので、ぜひ実物を食べてみてください!
お店で買うと、一つ200CFA。40円くらい。
しかし、時々お手伝いにいく畑にはこれでもかっ、というほどのパパイヤの木があるので、活動の終わりにお金を払う必要なしに食べることができます。
我々の中では、お隣に暮らしている女の子が木登りできるので、彼女がいつもパパイヤ狩りをしています。
彼女にどこで木登りを覚えたのか尋ねたところ、子どもの頃から木に囲まれた生活をしていたから、自然にと。
コンクリート育ちでは歯が立たないか。
私が畑にお手伝いにいってるのは、パパイヤ食べるためといっても過言ではない笑
もっといっぱいあるのですが、一度に紹介するには多すぎるので、ここで一旦おしまい。
大丈夫、この次の記事もきっと果物の話してるんで。
それでは!
日の丸って、シンプルで人に説明しやすいよね。
日本製と外国製なら日本製を買う、しまでんです。
Made in Japanって書いてあるだけで親近感が湧きます。
デザインや性能面など他の視点からも、ちゃんと考えるべきだと思うんですけどね笑
さて、トーゴでの日本の認知度は…
低くはない。はず。
中国の方が名前は通っていますが、そんな国知らないっていう人には会ったことがありません。
日本の名を、時間差9時間を乗り越え、大陸すら跨いだ遠くの地、トーゴのここパリメまで伝えたのは一体…
今日は、そんなジャパン伝道師のお話。
1人目は…サッカーの世界から。
トーゴでは、他のアフリカの国の例に漏れず、サッカーが一番主流のスポーツです。
まず、ボール一つあれば遊べるその手軽さ。
そして、世界でも超有名スポーツであるサッカーをテレビを通して見ることで憧れ、小さい頃からサッカーに触れていくのかなと思います。
私はサッカーに関してはよく分からないのですが、日本の少年に対するロナウド選手の対応など、一流のスポーツ選手はその人間性も一流なので、彼らに憧れるのも必然かなと。
そんなサッカーにおいて、日本で生まれて世界で活躍している選手の1人、それがホンダ選手。
サッカー好きな人に日本を説明するときは、「ホンダ選手知ってる?」と尋ねればOK。
スポーツは国境を軽々越えていきますね。
さて2人目は…本の世界から。
私の活動は本に関係しているものなので、普段から本を見ることも多く。
そんなある日、ふと図書館の本を眺めていると。
遊戯王のマンガが!!
すげー、こんなところにも日本のマンガが!
またこんな本も。
私は読んだことないのですが、ここに来て少し後悔。
日本に帰ったら読んでみようかな。
素晴らしい本もまた、どこまででも運ばれていくのですね。
最後の3人目は…車の世界から。
車といえば日本でもよく見かけますね。
そう、TOYOTAです。
トーゴは車、バイク社会なのですが、本当にみんなトヨタさんの車に乗っています。
なのでサッカーをやらない人でも、
「トヨタは日本の会社だよ」といえば
「あぁー!」となります。
他にもバイクの世界からMITSUBISHIさんなども多いですね。
日本の会社のマークを見るだけで、なんだか気持ちが落ち着くのは私だけでしょうか。
車といえば、ベンツも非常に多いです。
トーゴは道があまり整備されていないので、ボコボコした道も越えていけるような、性能のいい車を求めるのかもしれません。
今回紹介した以外にも、カメラの富士フイルムさんや、野球のイチロー選手など、様々な分野のトップレベルの人や会社はトーゴでも知られています。
国内だけではなく、外の世界、それも日本ではあまり知られていないようなアフリカの国でも…
その名前を通すことができるような圧倒的な魅力を、私も磨いていきたいなと思えたお話でした。
ちなみに、無断で社名を使用している可能性もあるので、その辺はご理解ください。
それではー!
環境適応能力、ゼロ。
季節の変わり目は風邪をひきやすい、しまでんです。
変わり目じゃなくても、結構ひいていますが。私は熱風邪が多い。
実は、半年前くらいからずっと鼻声。
熱があるわけでもなく、体調が悪いとも感じない。
ただ鼻だけ調子悪いのか。
トーゴに来て、しばらく治っていたのに、1ヶ月前くらいからぶり返して、またいつものありさま。
日本戻っても治らなかったら、病院行こうかな。
ちなみに、風邪の時は医者には行かない派。
鼻の話は置いといて…
トーゴはアフリカの国。
アフリカといえば、照りつける太陽。人々は乾き、ココナッツジュースを求めて彷徨う。
そんなイメージではないてしょうか。
そのご想像通り、トーゴは暑いです。
湿度が高く、気温も高いので、日本の夏と同じように感じます。
あっつい。
ただ暑いだけならいいんです、私は日本の夏が好きなので。
しかし一筋縄ではいかないのがトーゴ。
暑いといっても、それは日中の話。
なんと朝と夜は寒い。
寒いといっても日本の冬のように1ケタの気温になるとかではありません。
せいぜい10度台だと。
それでも、寒さで夜起きることもあります。
今のトーゴは日中30度近いのに、朝と夜が10度台という起伏が激しい山のような気温なんです。
するとどうなるか…
まあ、風邪ひきますよね。
これまで夜も暑くて、起きたら汗びっしょりだったのが、寒くて目が覚めるくらいにまで。
そんなわけで、僕たちは体調崩しまくり。
先日も1人マラリアにかかったドイツの女の子がでてきたところ。
マラリアでなくても、頭がのどが痛い、などの症状を訴えているボランティアが多数報告されています。
まさにお祭り状態。もちろん悪い意味で。
そんな時でも、夜はバーで飲んだりワイワイしています。
一歩引いて考えてみると、頭おかしい笑
まあ、マラリアにしても風邪にしても、何日か寝ていれば治るので、あまり問題ではありません。
しかし、トーゴの人はさすが。
この天候くらいでは、全然動じません。
パーカーや長袖の服を着て、ケロッとしています。
バイクタクシーの人も、ダウンジャケットを着て、いつものように町を駆けていきます。
私からすると長袖は暑くないか?と感じるのですが、彼らからするとそれくらい必要なのかも。
トーゴの人は我々と違って、体調を崩していないので、少しくらい暑いなと感じても長袖を着るべきなのかも。
またこっちの人は、睡眠時間も9時~6時頃とちゃんと確保していて、体調管理の面でも隙がありません。
見習わなくては。
というわけで、トーゴの人のように体調管理、主に睡眠時間においては、日本に帰ってからもきちんと確保しようと思えたお話でした。
それではー。
らすとすぱーと。
始まった当初は終わりが見えないくらい長く、半分を超えたあたりから急に早くなり、終わり頃になると一瞬のように時が流れる、しまでんです。
終わったあと考えてみると、あっという間だったと感じます。
また、同じ24時間とは思えないくらいに早く、風のように過ぎる日や、のんびり過ぎる日があるのはどうしてなんでしょう。
やはり気持ちの問題か。
さて、私がトーゴに来てから2ヶ月以上が経ち、残すところ約3週間となってきました。
2週間後にはクリスマス、その1週間後には年明け。
次の日、1月2日は、トーゴを発つ日という。
そろそろ慌ただしくなるなー。
早く日本に帰りたいと思っていた時もありましたが、いざ日本に戻るのかと思うと、不思議な感覚ですね。
もうこっちに順応しているのかも笑
そんな私ですが、ここで改めてトーゴでの残りの時間をどのように過ごしていくのか、ちゃんと考えておこうと思います。
実は、「あと3週間、どうやって過ごすの?」と友人に聞かれて、はっとなったのがキッカケ。
まず、トーゴでボランティアしようと思った一番の理由はフランス語を話したいから、そして今までより上手く話せるようになりたいから。
今現在どのくらい話せるのか、それは自分1人では分かりませんが、少なくても話そうとする気持ちは前よりも強いです。
話しかけられても尻込みすることがなくなりました。
前はフランス語を話さなくては、と気を引き締めていましたが、今はより自然に会話することができているのかなと感じています。
なので、あと少しの期間もこれまで通り、いやこれまで以上に人とフランス語で話して、よりフランス語と向き合っていきたいと思います。
さてもう一つ。
トーゴに来てから自由な時間が増えました。
活動がないときや、家にいる間など。
日本にいるときは、テレビやゲームをしてその時間を埋めていましたが、こちらにはそんなものはないので、私は考え事をすることが多いです。
そして大体の時間は、自分と向き合う時間に当てています。
将来何をするのか、何がしたいのかなど。
私は現在大学4年なのですが、今どこかの企業の内定を貰っているわけではありません。
なので、このまま卒業すると無職ってことになりますね。
と言っても、やりたいことはちゃんとあります。
日本に帰ったら、色々なところに出向く必要がありそう。
いっそのこと、日本一周したい。
そんな自分の将来に関係がありそうなことを纏めたノートがあります。
これは大事だなとか、こういうのが必要だな、こう感じるかなとか。
残りの時間でやりたいことは、このノートを整理することです。
日本に帰ったとき、3ヶ月とはいえ、ずっと暮らしてきた東京との久しぶりの再会。
そのとき自分がどう感じるのか、これは確実に貴重な経験になるはず。
明るい、うるさい、人多すぎ、のような。
それを最大限に感じるためにも、トーゴで感じたことを整理しておくこと、大事です。
3ヶ月、長かった夢もあと少しで醒めそう。
夢を夢のままで片づけないために、しっかりと頭を使っていきます。
みんな日本でも握手してね。
それでは。
食べ物、発展編。
これなーんだ?
日本の餅つきではありません。
食べたもので体はできている、しまでんです。
体調管理のためにも、好き嫌い無く食べた方がいいですよね。
作った人も、自分の料理を美味しそうに食べているのを見たら満足できます。
さて、ずいぶんと紹介が遅れましたが、今回はトーゴの料理のお話です。
トーゴではどんなものを食べているのでしょうか。
トーゴ料理の紹介なのに、最初の料理がモロッコ料理なのは、ひみつ…
これは…
そう、クスクスです。
お米ではなく、もっと小さなつぶ(とうもろこしだったかな)とソースを一緒に食べる料理です。
日本でも結構有名な料理です。
トーゴでもこの料理はポピュラーで、スーパーなどにも必ず置いてあります、
実は、トーゴに来る前にモロッコを訪れたことがあり、そのときにもクスクスを口にしたのですが、正直あまり得意ではありませんでした。
しかし、トーゴに来てから何回も食べているうちに、だんだんと苦手ではなくなってきて、今では結構好きな料理の一つです。
さて、次は…
こちら、ベイと呼ばれている料理です。
豆などが入ったソースに、ファリーンという白い粉末状のものをつけて食べる料理です。
初めてこの料理を食べたとき、食べるのに1時間ほどかかりました。
しかも、ファリーンは残すありさま。
そうです、この料理が私がトーゴで唯一食べられなかった料理です。
この粉はソースにつけるとカタマるのですが、その感触が私にはダメでした。
家族にも苦手だということは伝わったようで、この日以降、ファリーンの代わりにパンを添えてもらうことに。
ご迷惑をおかけしています。
ちなみに、一緒に活動している先生の家に遊びに行ったときにこの料理が出てきた、なんてこともありました笑
しかし、二回目ということもあってか、最初の時より辛くなかったです。
さて、3皿目。
こちらの料理は我が家ではジャングルマンと呼んでいます。
でもお店で食べたときはピノという名前だったので諸説あり。
お父さんは、インディアンが食べている料理だと教えてくれました。
この料理は、ピーマンやトマトや肉を混ぜて固めた料理のようです。
フォークでつついて食べます。
味は美味しいですよ。練り物系が好きな人ならきっとハマるはず。
ただ、時々ピーマンが大量に入っている時があり、それを食べるとしばらくトイレから出られなくなります笑
ちなみに、右に写っている黒い塊は豚肉です。これもおいしい。
いよいよ最後の4皿目。
トーゴの料理といったら?と尋ねたら、みんな口を揃えてこう言うでしょう。
「フフーーー!」
まずはこちらをご覧ください。
これはフフの元となる食材です。
ゴボウとかレンコンがイメージとしては近いかも。
その皮を包丁等で剥いて。
突きます。写真のように。
日本の餅つきで餅米を突くように、トーゴでも突いて料理を作る文化があるんですね。
こんなに遠く離れた国なのに、同じような道具を用いて、同じように食材を突くことで食べるなんて…
初めて見たときは衝撃でした。
人はなぜ突くのか、DNAにでも擦り込まれているのでしょうか。
どなたか、解明していただけると助かります。
さてこの突く作業、餅つきと同じく、結構力が必要で大変です。
何回かやらせてもらいましたが、貧弱で力になることができませんでした。
トーゴの人は小さい頃からフフを突いているのもあって、腕の筋肉が凄いです。
私より一回りくらい大きな腕をしています、女性の方が。
わぁーお。
そして、2人がかりで突くこと数分…
じゃじゃーん!
大きなまんじゅうのように見えますね。
ちなみに、これは7人で食べたときの量です。
写真の右側を見てもらえば分かる通り、このフフをつけるスープも作って完成です。
このフフを食べるときは、右手でフフを掴んで、スープにつけて食べます。
このスープは鶏ベースのもの、めちゃくちゃ美味しかった。
写真には写していませんが、左のパパイヤの下の方に見切れているのは、ソラビというとても強いトーゴのお酒です。
フフを食べてお腹いっぱいになったら、ソラビを飲んで、また食べるそう。
おかしくなる笑
というわけで、今回はトーゴの料理のお話でした。
日本にもトーゴ料理のお店があるので、興味があったら一度どうぞ。
もちろん、トーゴに行ってみるのもおすすめ!!
それでは!
貧しさとは、豊かさとは。
この文中で””の記号を多用していますが、私なりの考えがあってのことですので、どうかご理解ください。
また、この文は私個人の意見を多く含んだものになっています。偏見と思われても仕方がないものと思います。
そんな文章ですが、それでも宜しかったらどうぞ。
世界中どんなところでも、ちびっこは元気、しまでんです。
日本のちびっこはもちろん、トーゴのちびっこも、走り回ったり歌ったり、友達とどちらがより元気かを比べるかのごとく、その有り余るエネルギーを我々に見せてくれます。
彼らと少しの間一緒にいるだけで相当疲れてしまうのは、その元気に圧倒されてしまうからなのかもしれません。
そんなパワー溢れた姿をいつまでも見せてほしい。
今回は真剣なお話。
さて、私は何回も書いている通り、トーゴという国に来てボランティア活動をしています。
このトーゴという国はアフリカ大陸の国の一つで、ガーナやベナンなど有名な国に挟まれているところです。
そんなトーゴでは、アフリカの他の国と同じように、欧米諸国などのいわゆる"先進国"と呼ばれている国と比べて、十分にお金が足りていません。
なので、様々な国や企業、組織がそのように”貧しい”と呼ばれる国に対して経済的な援助を行っています。
私が活動している学校の図書館も、図書館専用の人を雇うお金が足りず、今はフランス語の先生が図書館管理の仕事をしている状況です。
それでもそこはとても大きなキャンパスで、図書館もあり、我々ボランティアを受け入れてくれているので、他の学校と比べたら比較的”余裕がある”学校といえます。
少しだけ話を変えます。
現在私を受け入れてくれているホストファザーの方は、ボランティア団体を運営しているそうで、また新しく立ち上げる予定もあるとのこと。
彼は子供を支援する団体を作る予定なのですが、その子供とは制服やノート、ペンをその家族が購入することができず、学校に行きたくても行くことができない子供たちなのです。
トーゴにはそのような環境にいる子供が少なくないようです。
もう一つ。
この前、友人とバルでお酒を飲んでいたときのこと。
突然、1人の男の人がこちらのテーブルに来て話を始めました。
ちなみに、その彼はフランスからトーゴに来て、そのお店を開いた人です。
彼が言うには
「支援することを決めた施設がある。
そこは、運営するにはあらゆる面でお金が足りていない。
だから、少しでもいいから寄付してほしい。」と。
話を戻します。
何が言いたいかというと…
この国は" お金が不足している" のです。
道路を整備する"お金"、病院できちんとした治療を受けるための"お金" 労働者が一般的な生活するのに十分な"お金"、子供が学校に行くための"お金" 、とにかく"お金" が足りていません。
日本の場合はどうでしょうか。
"お金"はあります。
もちろん、日本でも主に給料の面で" お金" が不足していることは知っていますが、それでも" お金" が無いわけではないですよね。
それなら、日本はトーゴと比べると”より豊かである”と言えるのでしょうか。
私はそうは思いません。
例えば、トーゴで暮らしている人がみんな辛そうな顔をして毎日を生きているかと問われたとしたら、そんなことは絶対にないです。
みんな生き生きとして、友人や知り合い、知らない人との会話を楽しんでいます。
反対にお金があるはずの日本では、よく過労死や自殺などの話題が挙がり、心が満たされていない人も数多くいます。
お金があるから" 豊か" なのか、お金がないから" 貧しい" のか…
お金がある人は、夢を持つ人が羨ましいと感じ、お金はないが夢はある人は、お金持ちの人が羨ましいと感じる。
そんな風に思えます。
最後にバルで話してくれた男の人が言っていたことを書きます。
「まずお金を稼いでください。そして自分に金銭的に余裕ができたら、ほかの人を助けてください。」
これは一つの真実なのかなと思います。
誰かを助けるには、助けるために必要なものが手元にあることが条件。
それの一つはお金なのかもしれません。
もちろん他にもあるでしょう。
私は日本という国に生まれ、これまで何不自由なく育ててもらいました。
そんな私のような人がいれば、経済的に厳しい国に生まれ、苦労しながら生きている人もいます。
だからこそ、今の”豊かさ”の上にあぐらをかいてただ座っているではなく、未来に向かって歩いていこうと思います。
話がよく分からなくなりましたが、今回はここまでです。
それでは。
雨に打たれて。
畑仕事も続けてます、しまでんです。
主な活動ではないですが、週に1~2回程度、畑の方に顔を出し、お手伝いをしています。
体を動かすことも大事ですからね。
さて、そんな畑も私がトーゴに来てからの2ヶ月でだいぶ変化してきました。
今回は、現在の畑の様子をお見せしていきます。
まず、これが2ヶ月前の写真です。
土を耕して植物を植えた直後で、まっさらきれいな畑でした。
それでは、現在のお姿…
ドン!
どうでしょう。
植えた植物がどんどん成長してきて、茶色1色だった畑にも緑が加わり、みんなの活動が実を結んできていることが分かりますね。
また畑の数も前よりも増えて、今では全ての畑に水をやるのに、5~6人ががりでも、なんと1時間以上!
1日に朝と午後の2回水をやることもあるのです。
川からバケツで運んでくる水も重いし、大変な作業。
私がしている図書館での活動よりも、体力面の負担が大きい活動だなとお手伝いをする度に思っています。
そんな過酷な水やりですが、ある条件下では省略されることも。
そうです。雨。
私たち人の手で水をやるよりも、まんべんなく、またより多くの水を植物たちに与えてくれるその姿は、まさに恵みの雨!
作業が大変なだけに、雨降ってくれーと願うときもしばしば。
雨乞いのやり方、どこかで習っておくんだった…笑
しかもトーゴに来た当初、毎日のようにとても強い雨が降っていました。
そう雨期だったのです。
しかし2ヶ月という時間の流れにより、今や雨がまったく降らない乾期に差し掛かっているという。
くっ…畑仕事にとっては辛い時期だ。
私はこの活動が時々だからまだいいのですが、毎日活動しているボランティアにとっては死活問題。
そんなトーゴで、前の木曜日に久し振りに雨が降りました!
それも畑での活動の真っ最中に。
その日は学校での活動が無かったので、朝からお手伝いしていたのですが、午後も活動があるということで、そちらにも参加。
しかし、午後の活動を始める前から雲行きが怪しく、一雨来そうな空模様。
そんな中、水やりをしていたのですが、40分くらいでポツポツと降り出して。
(これは活動中止か?)と思うも、「もっと雨が強くならないと中止にはできない」と言われ…
雨足が強くなることを、まさしく天に祈っていました。
謎の踊りをみんなで踊っていました。
雨乞いダンスin トーゴ。
その甲斐あってか、しばらくすると猛烈な雨へと様変わりして、活動の中止が告げられ…
その後は空に感謝しながら、急いでみんなで家へと向かいました。
畑での活動をすることで、雨が嬉しく思えることもあるんだなと実感しましたね。
ちなみに、この畑は周りの景色も抜群に良くて、夕方にはこんな顔を見せてくれたりもします。
活動後には、育ったパパイヤをみんなで食べることも!
畑仕事は"自然と共に生きる”を体現しているお仕事ですね。
天も地も、そのありがたみを感じることができる美しいお仕事のお話でした。
それでは!