とことこトーゴ

トーゴがどこにあるか知っていますか?

モジュロ演算

「なんか」っていうのが口癖、しまでんです。

とくに人に説明しようとする時に多用します。


突然ですが「じゃあねー」って言われたとき、なんて返しますか?

私は、じゃあねーって返します。

大体の人はそのように返すかなと思います。


その言葉。

なんとエヴェ語には返すための言葉があるんです。

というわけで、今日は、エヴェ語について!

 

エヴェ語とは、トーゴのパリメで暮らしている人たちが話す、現地の言葉のことです。

ちなみに、トーゴには他にも言葉があって、アフリカにもまだまだ数多くの言葉あると言われています。

よその人には分からない言葉、暗号みたいでワクワクしませんか。

子供の頃、友達同士で合図決めて使ってたなー。


さて、さて。

 

「よー」

こう聞いて、何を思いますか?

飲み会の時に使う、息をそろえるためのかけ声ではないですよー。


「よー」

これがエヴェ語の返し言葉なんです。

発音は日本語で「よー」と言うのと、あまり変わらないような気がします。


例文、「おかえり」「よー」

   「またね」 「よー」

   「調子は?」「よー」 などなど。


使いやすい。

とても便利な表現なので、今はとりあえず「よー」っと言っちゃいます。

何言われても「よー」と。

使いすぎて、「意味分かった?」って聞き返されることもしばしば。

はい、言いたいだけです。

この「よー」という言葉、本当によく聞きます。

ちなみに、イエスは「あー」です。

伸ばすのが、特徴なんですかね。

そういう意味では、東京の人と似てますね。

「あのさー」とか「それでねー」とか。


とりあえず、何か言葉を返したいけど浮かばないときは、「よー」と言いましょう。

ここ重要です。試験にでますよ。

 

また、エヴェ語には外の人には判別が難しい発音があります。


pとkpの違いです。kが入っているか、いないか。

よく聞くと、確かに違うんです。パッと発音するのがp、これは発音しやすい。日本語のパと同じです。

問題はkp。ゆっくり発音してもらっても、まねするのが難しい。

口の中の空気を舌と喉でいい感じに圧縮して発音するようなのですが。私はまだ発音できません。カエルの声「クワッ」ってやるイメージで「パ」と発音する感じですかね。

書いてて、意味わかんないですね笑


外国の人には発音が難しいようで、ボランティアの人はみんなpと発音しています。


なにを隠そう、パリメのパもkpaなんです。

時々、友達に発音の練習を手伝ってもらうのですが、友達含めて周りにいる人にめっちゃ笑われます。

こいつ、何回もkp言おうとするじゃん、しかもできてないじゃん、みたいな笑


さらに困ったことに、活動場所はポヂという地区なんですが。

ポの発音はkpoなんです。

なにが困るかというと、バイクタクシーの人に、「ポpoヂまでお願いします」と言っても、「えっ、どこ?」って

何回も言うと、「あー、ポkpoヂね」って。

少し発音変わると、意味合いが変わるんですね。行きたい場所が言えない。


「ありがとう」という意味の「アペ」のぺもkpeだったり。エヴェ語は、kpの発音ができないと話すことは出来ないようだ。


この文章を書きながら口で練習していますが、これがなかなかどうして。

練習あるのみ!


ところで、エヴェ語に関して驚いたことといえば…


自分が生まれた日の曜日って分かりますか?

私は、知りませんでした。

某映画の主人公のように、頭の中で計算できればいいのですが。

「先輩の誕生日っていつですか?」ってね。

そうもいかない。


なんでこんなこと書いたかって、聞かれるんですよ、「何曜日生まれ」って。

私は知らなかったので調べました。水曜日生まれでした。


なぜ聞くのか、それはエヴェ語には生まれた曜日によって、名詞があるのです。


?意味が分からない、そうですね。

つまり、何曜日に生まれた人という単語があるのです。しかも、男と女で別々に。


ということは、その表現だけで、2×7=14の単語があるということですね。


僕は、水曜日生まれ、水曜日生まれの男は「コク」です。コで上げて、クで下げます。

反対に、水曜日生まれの女の子は「アク」。

アで上げて、クで下げます。


他の曜日は、教えてもらいましたが忘れました。多すぎる。


自分が何曜日に生まれたかを調べてみるのもいいかもしれません。


それでトーゴを訪れて、なんという単語なのか聞いてみましょー!笑

 

というわけで、今回はエヴェ語の紹介でした。

同じ曜日生まれって分かると、なんとなく親近感湧きますよね。

周りに水曜日生まれが多いのは偶然?それとも…

 

それじゃ!