とことこトーゴ

トーゴがどこにあるか知っていますか?

ここで何してるの?

これまで生活に関することを中心に書いていましたが、そういえば…

私の活動内容について書いていなかったですね。大事なことを忘れていました。


「こいつ、トーゴで何してるんだ?」って思っていた方、お待たせしました!

今回ご紹介します。


まず、私は日本のボランティア団体からトーゴのパリメという都市のボランティア団体に派遣されて、活動をしています。


そのパリメの団体は現地では有名なようで、「ここで働いてます。」っというと、「ああー、あの団体ね」とみなさんすぐに分かってくれます。

敷地内にはWi-Fiもあって、凄く快適です。

まあ、大雨で一時期使えなくなるなんてこともありましたが。


そして私は、さらにそのパリメの団体から他の団体に送られて活動しています。


つまり三つの団体を通して、ボランティア活動しているということです。ややこしい。

他の活動には、その二つ目に当たる現地の団体から直接活動している人もいるんですが、私はもう一個挟んでいる形になります。

ちなみに、普段の活動では私を含めて3人が担当しています。

ボランティアで私と同じように活動しているドイツの学生さんと、この活動の責任者さんの三人です。

まあ、時々増えたり、時々減ったりもしますが。


さて、形式の話はこれくらいにして…


私の活動内容ですが、

「学校の図書館で生徒たちに読書、ものを読むことに興味を持ってもらう」というものになります。

うん、非常に大まかですね。

学校の図書室にいる人、あれです。あの仕事を手伝っています。



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この活動では国語、算数の授業のように何かを教えて生徒たちに理解してもらうわけではありません。


生徒たちに図書館に来てもらい、図書館の本を読んでもらう。

その際に、少し遊び要素のようなものを交えて彼らの興味を惹く、いやそうなるといいなーという活動です。


あくまで、生徒が主体的に行動します。

なので、みんなが集中して本を読んでいるときは、我々はボケーとしてたりします。

やることないので笑

まあ、そんな状態になるのは稀にしかないですが。


具体的にこれまでの活動を紹介すると、

・絵本の表紙の絵を描いてもらう

・書くのが難しいだろうなって単語を抜き出してもらって、友達同士で問題の出し合いをしてもらう

・文字の順番を変えて、それが何の単語なのか考えてもらう


などです。

最近では、本から自分が良いなって思った表現を抜き出して、替え歌を作って歌ってもらうなんてものもありました笑

日本だったら、恥ずかしがって誰も歌わないでしょうね。


そう、学校で活動して思ったことは…

生徒が自分から答えるということです。


例えば、「これ何だかわかるー?」と聞くと、みんな指を挙げて「ムッシュー、モア!」って。

答えたいっていう意味なんですが、ほんとにビックリするくらい積極的です。

めっちゃ挙がります。しかも当ててもらえなかったときには、がっかりしてます。

かわいい笑


歌を歌うなんて人前でするのはなかなか勇気がいりますが、その時も歌いたい!と元気良く知らせてくれました。

誰もやりたがらなかったら、我々の中から誰か歌うかという話になっていたので、助かりました笑


この前向きな姿勢は、我々も見習わなければならないですね。

私なんか、普段も発言しなければ、保護者参観の時なんて当てられないことだけを考えていましたよ。いやはや、お恥ずかしい。

 

もう一つ。

トーゴでは、日本の教育制度と異なり飛び級制度があります。

なので、同じ学年でも年が異なったりということはふつうです。

それくらい私だって受け入れられます。

問題はそこにはあらず。


あからさまに小さすぎる生徒がいるのです。

基本的に中学校の図書館で活動しているのですが、「いやいや、どう見繕っても小学3年生でしょ」ってくらいの子供もクラスに混じっているのです。

それも、中学生くらいの子供の中に。


なんなら、飛び級していない子の方が少ないのではないかと思ってしまうくらい、小さな体の子供が多いです。


ここまで上と下が離れていると、考え方とか全然違うだろうし、大変じゃないのかなーって思ってしまいますね。


普段、絵本を使って活動しているのですが、小学生くらいの子供なら楽しめるだろうけど、中学生は絵本は微妙なのではないかって考えちゃいます。


まあ、興味を持ってもらえるならいくつだって良いんですが。


ってなわけで、今回は私の活動の紹介でした。

他のボランティアの人たちの活動も、機会があったら紹介しますね。

みんな様々な活動をしているので、話聞いてて面白いですよ。


それじゃ!