とことこトーゴ

トーゴがどこにあるか知っていますか?

火と田んぼ、合わせて畑。

アスファルト育ち、しまでんです。


私はこれまであまり畑仕事をしたことがありませんでした。

家族や親戚が農家なわけでもなく、近くに畑があるわけでもなかったので、農家さんの仕事は縁遠いものだと感じていました。


そんな私が、トーゴに来てから時々お手伝いをする畑仕事のお話。

ひょろひょろボーイにはなかなかハードだ。

 

さてさて…

私の暮らしている所から少し歩くと、そこには畑が広がっていて色々な人が様々なものを育てています。


そんな中の一つに、トーゴのパリメのボランティア団体が任されている畑があります。

 

これがその畑です。


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私は普段、学校の図書館で活動しているため、そちらの活動があるときには顔を出すことは出来ませんが、ないときは畑のお手伝いをするようにしています。

基本的に火曜日の午後に手伝います。


隣で暮らしている人が畑仕事のボランティアでトーゴに来ていて、その人に頼まれたときに行くって感じです。

その人は、一年間トーゴで活動するようですよ。私には到底真似できません。


ちなみに、いまパリメの現地の団体で活動しているボランティアは、私以外の16人全員ドイツの人なのですが、彼らは一年間、トーゴに滞在して活動を行うそうです。

3ヶ月でうだうだ言ってられませんね。

 

話を戻すと、この畑では主に野菜を育てています。

サラダってみんな呼んでいます。レタスみたいなものだと。


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んじゃ、畑で何をするのさって話になりますが。

植物が育つためには、そうです、水が必要です。


というわけで、お手伝いの大半は近くの川から水を汲み、ジョウロでその水を与える作業になります。


畑から歩いて30秒くらいのところに川が流れているので、みんなでいったりきたりして水を運んでいます。


ここで一つ、「水路はないのか?」と思われるかもしれません。

ないです。この畑にはというより、トーゴの畑には基本的に水路が敷かれていないようです。

正確な理由は分かりませんが、ここでは太陽が非常に強いのでせっかく水路を作っても、途中で蒸発してしまうのではないでしょうか?

いや、蓋も作ればいいじゃないかと思われるかもしれません。

考えてみましょう、誰がその水路を作るのかを。

トーゴという国では、まだまだインフラ整備が十分ではなく、水路建設にお金を使うことは難しいでしょう。

個人の畑で、個人で水路を造るとなるといくらかかるのか、私は知りませんが、安くはないものと思われます。

また、乾期になると雨が降らなくなるため、川の水も減り安定した水の供給が困難になるものと考えられます。

私だったら、水路を1から作るより水を汲む方を選択します。


と、個人的な見解を挟みましたが、畑ではとにかく水を運びます。


運ぶといえば、ここではみなさん、頭にものを乗せて歩いています。

日本でその姿を目にすることはないですが、こちらではしょっちゅうです。

テレビなどで見たことある人も多いのではないでしょうか。


自分の荷物だけではなく、お菓子や水を売り歩いている人も、みなすべからく頭で運んでいます。


まあ考えてみれば、体の部位で頭は相当重いのだから、そこでものを支えることは理にかなっていますよね。


この運び方、真似して水を運んだときがあったのですが、水が重すぎて、はたから見たら首が折れそうな姿勢になってしまったため止められました。

折れなくて良かった。

日本に帰るまでに、コツを聞いておきます。

 

畑仕事の話だったんですが、脱線しすぎました。

まあ、寄り道は旅のスパイスということで笑


水運び以外には、土を耕したり、雑草引っこ

抜いたりです。


この前の火曜日もお手伝いをしにいったのですが、活動の途中で急に雨が降りはじめ、しばらく雨の中でお手伝いしていたら…


私と図書館で活動しているドイツの人が、その雨の影響で見事に病気になり、次の日一人で活動する羽目にあいました。

これはひどい。雨、許すまじ笑


と、そんな自然と関わる畑のお仕事紹介でした。


あと、畑の仕事終わりには、敷地内のパパイヤの木から何個かもぎ取って、みんなで食べたりしますよ。

パパイヤ、食べたことありますか?

 

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それじゃー!