これまでとこれから。
遅くなりましたが、明けましておめでとうございます、しまでんです。
日本に帰ってきてから10日間が経ち、だいぶ落ち着いてきました。
やはり、生まれ育った日本での生活の方が私に合っています笑
コタツに潜って、だっらだら。
さて、私はトーゴで3ヶ月ボランティア活動をしながら暮らし、その生活の中で感じたことを、これまでブログで書いてきました。
面倒くさがり屋の私が、ここまでよく続けられた…
それらを踏まえて、今回は私のトーゴでの生活全体をまとめていきたいと思います。
とことこトーゴ総括ver!
トーゴで生活していて、一番感じたことは、日本との違いです。
あいさつは握手&スナップをします。
日本では一つ、日本語が話されているのに対し、パリメだとエヴェ語、トーゴ全体としてはフランス語を公用語にしています。
子どもたちが授業中に積極的に手を挙げる、我先にとみんなの前で歌う。
日本では水道をひねって水を飲んでいますが、トーゴでは袋に入った水を飲んでいました。
物価も全然違います。
移動に関しては、日本は電車、トーゴではバイクが主流。
日本では12時頃に寝ますが、トーゴでは9時頃には寝ていました。
パイナップルが美味しい!
日本とトーゴ、これだけ離れていれば違いがあって当然ですね。多種多様。
反対に、共通点もありました。
米を食べること。
原材料は異なるものの、臼に入れ、突いて、延ばす料理があること。
みんなで飲むことが好きなこと。
なにからなにまで違う、という訳でもないよう。興味深い。
相違点と共通点を実際にその場で感じることができたこと、これは良かったです。
次に、人。
日本では、家の外に出ると、知らない人とは話しません。
極力、他人に迷惑をかけないようにします。
自分の世界に没入。
私はこの暮らし方に慣れているので、日本の生活に不満はありません。端から見ると静かな空気。
東京の人は我関せず、洗練されたイメージ。
色で例えるなら白。
それと比べて、トーゴ。
うるさい、おしゃべり、おせっかい。
道を歩いているだけで話しかけられる。
進みたくても、なかなか行けない。
すぐに求婚される。
「日本につれてって」って。
オーケーしたら、どうするんだ。
日本とは文化が違いすぎる。
そのことで、ストレスが溜まっていたことも。
パリメに来た当初はみんな何て言っているのか分からないし、めっちゃ声かけられるし。
うるせぇ、今は話しかけんな、って。
それでも、彼らはただ私に興味を持って、話しかけてくれているだけでした。
自分のことでいっぱいいっばいになっていて、その好意に気づけていなかった。
でも、日本の友だちと話したこと、それがキッカケで吹っ切れました。
トーゴに来たなら、フランス語を話したくて来たなら、とにかく話してみようと。
そう考えてからは、なるべくみんなと会話をするように。
上手く話せなくても、完璧に理解できなくても、口に出して声にする。
一生懸命に話していると、相手もちゃんと聞いてくれる。
そうしていると色んな人と知り合いになれる。
だんだんとパリメに溶け込んでいくような。
3ヶ月は短い、ここに馴染めかけたと思ったらもう帰国。
みんなに胸張って紹介するには時間が足りなかった。
それでも、現時点でここがアナザースカイの最有力候補。
着いていきなり適応する、そんなことは僕にはできません。
時間をかけて少しずつ。
パリメで暮らしている人たちは喋りたがりで明るいオレンジ色。
ちょっぴりオレンジが混じった白、それって何色なんだ。
最後は、日本に帰ってからのこと。
トーゴから帰ってきて色々話していた時、ふと言われた言葉。
「道路はデコボコなのに、ネットは通ってるんだ~!」
確かに。考えてみたら不思議なこと。
道路整備より、ネット回線。
それだけインターネットというものに重きを置く時代ってことなのかも。
インターネットは、インフラの一つなんだと実感しました。
もう一つだけ。
トーゴから帰ってきて、事後研修に行ってきました。
そこでは様々な国にボランティアで行ってきた人や、これから行く人が集まって、語り合ってました。
気づいたことは、私の考えの浅さ。
研修に来ている人は、向こうでのビジョンが明確、あっちで経験したことを他の人に的確に伝えてることができていました、、、
対して私は、自分の考えを言語化するのがへたっぴ。
感覚を言葉にするのは難しい。
もっと色んな人と話して、もっと色んな文章に触れて、色んな表現に出会おう。
みんなに私を的確に伝えられるように。
落ち込むこともあれば、嬉しいことも。
私は子どもに対しても、大人に対しても、どちらと話すときも変わらないそう。
相手に対して変なバイアスを持たずに、話し合うことができる。
単に、精神年齢が低いだけかもね。
これからは、子ども相手だけじゃなくて、もっと他の人にもその視点で。
男にも女にも、年輩にも若者にも、誰に対してもフラットな視点から話せるようになりたい。
クリアなレンズで世界を覗くことができたら、どんな気持ちなんだろう。
それこそ、小さな子どもたちが見ている世界。
見渡す限り、光り輝いているんだろな。
ちなみに研修場所は御殿場、堂々とした富士山を見ることができるところ。
快晴だとこんな写真も撮れる。
だらだらと書き続けましたが、こんな感じ。
人間として成長できたかは分からないけど、このトーゴでの経験が、これからの私の背中を押してくれたりするのかな。
パリメで3ヶ月も暮らしてたんだぞ、あの時と比べればこんな状況なんともないだろ、ってね。
背中は任せた。
これが最後の更新かもしれないし、また何か付け加えるかもしれません。
このブログをみて、誰かがトーゴに少しでも興味を持ってくれたり、海外でボランティアすることを考えてくれたら、サイコーです。
それではこのへんで。
またねー。エイザンレー。