そう、トラだってネコ科。
NOという意思表示が苦手、しまでんです。
断って衝突が起こるくらいなら、いいやって考えがちです。
それでも、イヤなことに対してイヤっていうこと、大事ですよね。
きっぱりと断る。
今回はデモのお話。
マジメな話。
最初に書いておきますが、私はデモを行うことに対して否定はしません。
自分たちが望む結果が得られない現状をなんとかしようとする試みの一つ、としてのデモは重要であると考えていますし、デモをしている人を非難もしません。
さて…
2017年11月現在、トーゴの各地にてデモが行われています。
私が暮らしている、パリメも例外ではありません。
簡単に言うと、デモというのは同じ不満を抱えている人が集まり、自分たちの意思表示をするものです。
日本でも、時々行われていることがありますよね。
私は参加したことはありませんが、もちろん目にしたことはあります。
そんなデモですが、不満を持つ人が集まっているので、場合によっては危険なものになることがあります。何か特定のものを壊したり、警察と衝突したりですね。
私はトーゴでは肌の色も違う外国人ですので、その危険なデモが行われている場合に、標的にならないとも言えません。
ここで勘違いしないでほしいことは、その可能性があるってだけで、私が実際に危害を加えられたことはないですよ。
ですので、デモが行われるという情報が入ると、私のように活動地が人通りが多い場所だったり、そこに行くために大通りを通る必要があるボランティアは、活動がいったん休止になります。
海外にボランティアをしに行ったことがある人は、経験があるかもしれませんね。
実際に、私の活動先でもデモの影響で活動がなくなった日があります。
まあ、その日は違うところでボランティア活動をしていたのですが。畑仕事にはデモはあまり関係ないですからね。
デモが行われる日、時間には不用意に外、人通りが多い市街地のような場所に行くことは避けます。
ちなみに、私が暮らしているところは町の中心部から少し離れたところなので、デモが行われる時でものんびりしています。
トリとトカゲと、ほのぼのしています。
でも、大通りの方に行くと人が大勢集まっていて、その集まっている方に向かっていこうとは思えません。自らリスクがある行動をする必要もないですし。
ここで少し私が感じていることを書きます。
外国で過激なデモが行われることがあるということは知っていたのですが、いざデモが行われるとなると、やはり少し不安に感じます。
しかし自分が狙われているわけではないし、デモを行うことは意志を伝えるという点で必要なことなのかなとも思います。
私は日本で暮らしているので日本での生活のことなら分かりますが、トーゴの国民の生活は分かりません。
なので、彼らがしていることに対してあれこれ言う権利はないと思います。良いとか悪いとか。
人には人の考え方があるし、自分の考え方が絶対ではないのです。
私に出来ることは、みなさんの生活が今より少しでも良くなることを祈ることですかね。
この文章を読んで、デモがあるのは怖いなとか、不安だなって考える人もいるかもしれません。
でも、ちゃんと情報を仕入れて、適切な行動を行えば危険はありません。
考えてみれば、思いを伝える手段の一つですから。
それよりも、病気とか強盗の方が私は怖いです。
と、いうわけで今回はここまでです。
一つの側面からだけではなく、いろんな方向から物事を捉えていきたいですね。
それでは!