とことこトーゴ

トーゴがどこにあるか知っていますか?

自然の力、とてつもないパワーを味方に。


マンション暮らし、しまでんです。


東京で生活している人は、マンションに住んでいる人が多いですよね。

私もその1人。

 

しかし、ここはトーゴ、マンションはありません。

みんな一戸建てのお家で暮らしています。


そんなトーゴのお家はどんな形なのか、どういう作りをしているのか、知りたくはないですか?


ってなわけで、今回はトーゴの建物!

 

とりあえず、どん!
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ここは、今私がホームステイしているお家です。

扉の中は、大きな庭と家があります。

外の椅子に座って話をしたり、庭で子供と遊んだりしてます。

ちなみに、この庭の木。
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季節によってはハンモックをかけて、夜ここで寝ることもあるそう。

ロマンが溢れてる。


庭と繋がった部屋はこんな感じ。
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広い部屋です。

ここでよくまったりしています。

この日はよく晴れた日で、外に出たくなくなるくらい暑かったですね。


これが、部屋の中と外をつなぐ扉。


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んで、これが私の部屋の窓。
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お手洗いの窓も。
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さて、何か気づいたことはありますか?


トーゴは本当に暑いです。

季節はずっと日本の夏のよう。

太陽の光も、毎日のようにこれでもかと降り注いでいます。


このことが家にどんな影響を与えているでしょうか?


トーゴの家、少なくてもここパリメの家は窓や扉がとても大きく作られています。


窓が大きいということは、その分そこから部屋に入ってくる日差しも強いのです。


強い日差しは窓の近くだけではなく、部屋全体を照らしてくれます。


結果的に、太陽の光が部屋の中までも照らしてくれます。


つまり、朝と昼の太陽がでている間は部屋の証明のためにを使う必要がありません。

 

なら、例えば窓がない部屋はどうするのか?

 

これは窓がついているお手洗いの隣のバスルームの壁。
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また、これがお手洗いの壁の上部。
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このように、窓から太陽の光が入ってくる部屋と隣の部屋の間の壁の上部に空間を設けることで、そこから光が入り込み、その隣の部屋にも明るさを届けます。
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これは、学校の教室。

ここでも壁に一部空間が設けられていて、そこから光が室内に入ってきています。


この造りなら、夜には人がいない学校にわざわざ証明を設置する手間が省けますよね。


電気を通すには手間やお金がかかるので、それなら太陽の光を利用しようという、トーゴの人々の知恵が見てとれます。

 

一年を通して太陽が強く照り、また周りにその光を遮るものがない、そんなトーゴだからこその建物の造り方。

 

日本にもこのように太陽光を計算した建物はありますね。


しかしマンションなどの背が高い建物が多く建っている地域では、この造りは機能しづらく、近くに低い建物しかない地域でも、冬になると太陽も十分な高さまで昇らず、季節による高さのずれのバランス調整が難しいかなと。


とはいえ、百聞は一見にしかず。

頭で考えているより、実際に行動した方がより多くのことが分かるはず。


日本のこのような太陽の光を計算した造りの家も、この目で見に行きたくなりました。


どちらも観察して、それらの共通点や相違点などを纏められると、より理解が深まりそう。

 

そんな学ぶ機会を与えてくれたトーゴの建物のお話でした。


ちなみに、ここパリメの建物はセメント等が使われていますが、もっとトーゴの北の方の建物には土を活かしたものも多いそう。

 

建物とは、その場所がどのような環境なのかを表す、ある種の指標としての役割もあるのかもしれません。


旅行に出かけた際には、ぜひ建物にも目を向けてみてはいかがでしょうか。

 

それではー。